【考察】百合ヲタがなぜヒプノシスマイクを楽しめるのか(ヒプステ感想)

ヒプノシスマイクの舞台、通称「ヒプステ」のライブビューイングを
旦那と観てきました。
とても楽しくて最高のエンターテインメントでした!
タイトルにある通り、私は百合ヲタです。
『少女☆歌劇レヴュースタァライト』『バンドリ!』など
女性キャラクターが沢山出てくるブシロード作品を主に嗜んでいます。
百合好きとして、男性キャラクターがメインの『ヒプノシスマイク』を
素直に好きだということに抵抗がありました。ヲタクのめんどくさい矜持です。
でも先日のヒプステを観て、心から楽しいと思うことができたので、
このブログを書いています。
この記事では、男性キャラクターが活躍する作品は他にも多くある中で、
どうして『ヒプノシスマイク』だけが惹かれて楽しむことができるのか、
考えてみようと思います。
[word_balloon id=”1″ size=”S” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” font_color=”#222222″]百合ヲタの思考の垂れ流しなので、動物園の檻の中を見る感覚で読んでもらえたら幸いです。[/word_balloon]
『ヒプノシスマイク』を知ったきっかけ
周りの友人がハマりだし、それに続いて旦那が沼にハマったことがきっかけです。
私のヒプノシスマイクに対する第一印象は最悪で、
「相手を罵り合うコンテンツ怖い」でした。
掲載している画像はすべてコロナ禍以前のもの、旦那の力作です。
見てやってください。
最悪だった第一印象が変わってきた
それから友人の熱心な布教によりCDを一通り履修、
声優さん自らがステージに立つライブ映像も観たことで、
少しずつ印象が良い方向に変わっていきました。
楽曲が良い
耳に残るメロディ、キャラクターにあわせた言葉遊びに感動します。
怖くて強い言葉を発するキャラクターも理由を知ったり、
楽曲がリリースされるごとに成長していく様子をみるにつれて
ニガテ意識が薄くなっていきました。
キャラクターのドラマが良い
百合界隈では「巨大感情」「殺伐百合」という単語がたびたび持ち上がるのですが、
そちらでもあるでしょうか?
これらを主に各ディビジョンのリーダーたちにみることができ、
そのドラマの重さに魅了されました。
伏線バリバリの考察要素が満載なところも魅力です。
キャラクターがこちらを見ない
これが他の作品ではなく『ヒプノシスマイク』に惹かれる一番の理由です。
いわゆるハーレムもののように、自分に置き換えることが可能な女性キャラクターが
存在しないことは百合ヲタにはプラスに働きます。
なぜなら私は女の子間での感情の揺れ動きを見たいので、接触できるキャラクターが
男性しか居ないのは苦痛になってしまうからです。
[word_balloon id=”1″ size=”S” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” font_color=”#222222″]もし夢女子になれるなら私は中王区の女を堕とし堕とされたい。[/word_balloon]
そして彼らがこちらの存在を認識するのは、今回の舞台やライブの際に
「ラップバトルを観に来ている観客」としてだけです。
(アプリゲームや一時期放送されていたラジオ番組は除きます)
おかげでこちらは夢女子になることなく、徹底して傍観者になることができるわけです。
カラオケが楽しい
コロナが猛威を振るう前は、旦那がヒプマイのカラオケオフ会を開いていました。
私は毎回そのオフ会にのこのこと着いていき、
全然リズムにのれていない日本昔話のようなラップを披露していました。
つまり、歌えなくても楽しいんです。
完璧に歌いあげる人を見て感動し、日本昔話(※私)を見て笑ってくれる
心の広い参加者に恵まれたことが
結果、「ラップって楽C」の体感に繋がったんじゃないかと感じています。
ヒプステ千秋楽感想
ざーっと箇条書きします。
※ネタバレを含みます。
- みんなめっちゃ歌って踊って怒鳴るのに所作ひとつひとつが完璧
- 銃兎は性を超越した美しさの暴力
- 寂雷先生が仮面もって歌うやつめちゃ良い(中二心に響いた)
- あんなポップでメルヘンなピンク髪が似合う男性が居るのか
- 注意事項を教えてくれたダンスの人がたくさん居る乱数の一人設定めちゃ好き
- 最後までキャラを全うする心意気(○○役の●●ですって言わないんだと思った)
- CDや他媒体であんなに時間をかけて紡いだストーリーを2時間弱で見せる構成力
これは私の持論なのですが、
新曲を喜んだり楽しめるのは主にファンで、
初見の観客の心を掴むには相当なパフォーマンスが必要だと思っています。
その点、ヒプステはすごかった。
役者、照明、映像、ダンサー、全てが見事に調和して
唯一無二の世界観を創っていたと思います。
カンタンに言うと「今のもう1回観たい!」という感情が毎曲湧き上がるってことです。
百合ヲタが『ヒプノシスマイク』を楽しめる理由まとめ
- 楽曲が良い
- キャラクターのドラマが良い
- キャラクターがこちらを見ない(夢女子になりえる女性キャラクターが居ない)
- カラオケが楽しい
以上4つにまとまりました。
そして男性キャラメインの作品の中でも『ヒプノシスマイク』に惹かれる理由は
「キャラクターがこちらを見ない」からです。
あとは私の好み(巨大感情、考察しがいのあるストーリー)と作風が一致しただけで、
他の作品はつまらないって言ってるわけではないので勘違いしないでくださいね。
百合ヲタの自分がここまで男性メインの作品を好きになれたことに驚いています。
すごい、すごいよヒプノシスマイク…。
おまけ:『ヒプノシスマイク』は百合的にもおいしい
地雷だという方もいると思いますが、中王区はとてもおいしいです。
特に無花果様はプロフィール更新時には「百合のお手本のようなプロフィール」と
一部の百合界隈で大変に持ち上げられました。私も大好きです。
中王区盛り上がってほしいけど、みんな和解もしてほしい…。